|
ここでいう半完成木とは、5年の歳月を経て、ほぼ完成木に至る樹をさします。 ここで写真で紹介している樹は、山採りで40年ほどたっている樹です。 まず幹を太らせたいために、ギセイ枝とまでは行きませんが、樹芯部の強い芽を残すことにしました。 そして、すでに葉ぬきをしてあったので、他の枝については芽切りを行います。 こんな状態の樹が半完成木です。 完成木が樹形の維持、荒木が樹形づくりの第一歩とすれば、半完成木は、作り手の技術がためされる樹といっていいでしょう。 名木になるかとんでもない樹になるか、作り手のテクニックが表われてきます。 ある意味では、一番恐ろしい樹かも知れません。 |