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冬に雪に埋もれる樹種は実は低温と乾風に弱い。 盆樹の耐寒性については、以下の二つの要素に分けて考えることができます。 自生地の緯度や標高に相関する、二、自生状態での根の深浅に関する要素。 このうち、一の自生地の緯度や標高に関しては、さらに細かく分けて考えることができます。 まず、もともと高温多湿な環境に自生する、耐寒性の低い熱帯植物では観葉植物にはなっても、鉢植えに仕立てられるケースは少ないので、ここでは省きます。 日本のように温帯に自生する植物では、積雪があるかどラ恥がもっとも耐寒惟に関与し、つ と考えられます しかし実態はまったく逆なのです。 北国と呼ばれる地域は,ほとんどが深い降雪地帯です。 こうした降雪地帯に自生する植物は、実は雪に埋もれることによって保護されているのです。 積雪に覆われることによって、一定以下の低温になることもなく、また乾風を受けることもないからです。 |