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ヒツジの数は豚よりも多い。 もっともよく知られ、また影響力の強い羊毛市場は、いまでもロンドンにある有名な"羊毛取引席である。 イギリスはまた毛織物の製造で世界をリードしており、大規模な紡績工場がヨークシャー州、ランカシャー州やスコットランドにある。 アメリカ合衆国は第二位で、仏、日本、イタリアやドイツがそれに次いでいる。 こんにちの有用動物の調査では、ヒツジの数が筆頭である(九億五〇〇〇万頭)。 ヒツジは[食肉用よりも]羊毛の供給源として重要視されている。 ]九五八年には、世界中で「まだ脱脂していない」羊毛の生産量は、二二七万一〇〇〇トンにものぼった。 おもな羊毛生産国は次のとおりである。 中国とインドの羊毛の生産量にかんする統計資料は入手不可能であるが、たぷんこの両国の合計 数量は、全世界の約二五パーセントにあたるほどであろう。 |