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インドの神話のなかで、おんどりはその永続的な性的興奮のゆえに、色事のスポンサーとして登場してくる。 英語やその他のヨーロッパの言葉のなかで.ニワトリの名称は性的なかかわりをもっており、「コッキー」という言葉には、うぬぼれや過剰などの意味がある。 ギリシア人は、おんどりをけんか好きのシンボルと見なしている。 伝説によると、二羽のおんどりの戦いのようすは、アテネ人がペルシア人との苦しい戦いに勝ちぬくための士気をふるいたたせるのに効果があったといわれている。 ペルシア人との最稜の戦争(紀元前四七九年)に勝利をおさめたことを記念して、アテネやその他のギリシアの都市で、まいとし闘鶏試合がもよおされた。 この悪習は、のちにヨーロッパのほとんどの民族によって受けつがれた。 ローマ人は、おんどりの鋭いつめに鉄のけづめをつげた。 その結果、闘鶏は命とりになるような試合となった。 イギリス王ヘンリー八世は闘鶏を熱烈に愛好して、このスポーツにかんする諸規則を設定した。 |