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もともと低灌木のため、芽吹きがよく、株立ちの性質を生かした添え草に仕立てると、松柏類にみられる樹形の制約がなく、作りやすい樹種といえる。 もちろん単幹や数幹立ちの株立ち、寄せ植えに仕立てる場合は苗木のうちから幹模様をつけておく必要はあるが、多少枝振りに変化のある奔放な樹形の方がかえって長寿梅らしさを表現できる樹種といえる。 とくに半懸崖や懸崖に仕立てるとその趣は格別なものになる。 今回紹介した挿し木仕立て以外に、根伏せによる樹形づくりも可能なので、植え替えの際に整理した根を利用して、小品盆栽の懸崖をつくってみるのも面白い。 |