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長寿梅は四季咲き性であるといわれる。 ボケの一種だから一般的には春に咲く花が多いのだが、樹勢の充実度と新梢の剪定時期によっては、花芽の分化と開花を促進させることができる。 とくに春から伸び出した新梢が充実する6月の入梅時に剪定すると、約20日間でその基部に開花が認められるようになる。 いっぽう、秋の9月にその年の新梢を元から2〜3節残して剪定すると、約1か月ほどで開花が始まるようになる。 小枝分れができ、樹姿にまとまりができれぱ花のない時期でも観賞はできるが、やはり花もの・実もの盆栽としての長寿梅には、数輪でもよいから花が欲しい。 秋に、花と実と黄葉がともに楽しめる姿は長寿梅ならではの醍醐味である。 |