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盆栽に用いられる鉢では、「南蛮皿」などがこれである。 質が非常に硬く、時代がつくのが遅いが、良く出来たものは、何とも言えない素晴らしい味があり、現在では、貴重なものとなっている。 また、質が極めて硬いので、後から、底穴をあけるには、かなりの時間と苦労を要する。 以上、焼く温度による区分を一通り述べたが、大部分の鉢は、陶器であると考えてよいと思う。 粘土区分による呼び名 1 紫泥(しでい) 泥ものを代表する鉢で、灰褐色を中心とした色めを持つから、この名がある。 同系のものに、紅泥(こうでい了朱泥(しゅでい)・黒泥(こくでい∀などがある。 古渡鳥泥(こわたりうでい)と呼ばれ、非常に高価なものがあるが、これは明らかに紫泥の中に含まれるべきものである。 |