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はっきり日時は覚えていないが、約2年ほど前、別の「白然保護団体」が、山に緑を増やす目的のため、植林計画をテレビで放映したことがあった。 計画は「正に科学的にものを検討する」と賛美した。 こうしたことには関心が深い方だから、すーと見ていたら、その後がいけない。 未だ山の新緑が芽ぶいていなかったから、時期は3月か、遅くも4月上旬だったと思う。 場所は丹沢山の頂上とはいかないまでも、かなり高い屋根とも言うべき所だった。 山の木は寒樹の姿を欲しいままに、見るからに寒風(乾風)の吹きすさぷ様をしていた。 「自然保護団体」の皆さんが、骨を折り山の頂きに持ち上げ、精魂込めて植樹している苗は、テレビだから容易に確認出来たが、紛れもなく「楠(くす)」だった。 「楠」は公害にも強く、広葉樹の特徴として、水の保全にも役立ちこの点は、正に好ましい樹種である。 唯一遺憾なことは、あの樹種は冬の寒風(乾風)に弱い樹種であることである。 |