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松ヤニの利用 松ヤニの主生産地は北アメリカで、世界のシエアの50%を占める。 赤松系を含む松類が主体で樹皮をはいで斜めに形成層に達する傷をつけ、傷の下縁から垂れ落ちる樹脂をコツプに受ける。 傷口に硫酸を噴霧すると収量が増すと…三われ、その方法は普及しつつある。 赤松林、黒松林の多い日本では意外にもほとんど松ヤニの採取は行なわれていない。 松ヤニが具体的にどういうものに使われているかを少し述ぺてみよう。 松ヤニを水蒸気蒸留すると釦%〜30%のテレピン油が留出され、あとに固体のロジンが残る。 ロジンの方はセッケン、塗料乾燥剤、紙.ペーパーボードのサイジング、八工取紙、マッチなどに用いられる。 一方テレピン油は外用の刺激剤として医療利用される他、靴墨、保革剤、ゴムや防水剤の溶媒などに使われている。 松根油もテレピン油の一種である。 |