![]() |
むしかりの名は『虫喰われ』の意で、葉がよく虫に喰われていることに由来ずるとのことですが、確かではありません。 その名は、同じスイカズラ科のガマズミをいうこともあります。 また、別名のオオカメノキは、大きな亀の甲を連想する葉によるようですが、やはりガマズミと同じ説話に基づく『大神実の木』とする説もあります。 高さは2〜5mになり、樹皮は暗灰褐色。 枝は太く強靱で、かつては籠の縁などに用いられました。 葉は対生。 広卵形で先が鋭く尖り、下面に毛があり、赤みを帯びた長い柄をもちます。 花は5月頃、枝先にちょうどガクアジサイの形に似て、小さな両性花の周辺に白色の装飾花をつけて咲きます。 核果は秋に熟し、楕円形で径はーp足らず。 初め赤く、しだいに黒に変わります。 |